建物ごとに、別の身分を作らない
経費、契約、顧客管理。業務アプリが増えるたびに別のパスワードや本人情報を持たせると、利用者にも運用者にも管理対象が積み上がります。退職や権限変更のときには、そのばらつきがリスクになります。
横断サインインは、共通の窓口で本人を確認し、接続を許可されたアプリへ同じ利用者を示す仕組みです。Clavis では Passkey による本人性を、OIDC という標準的な受け渡し方法で既存業務へ届けます。
渡すのは合鍵ではなく、確認済みの通行証
アプリ同士でパスワードや Passkey の秘密を共有するわけではありません。秘密鍵は利用者の端末に残り、各アプリには、共通の窓口が確認した結果と安定した利用者識別子が渡ります。
それぞれのアプリは、自分が必要とする業務データや権限を自分で管理します。共通になるのは本人性への入口であり、すべてのデータベースを一つにまとめることではありません。
通行できても、金庫には別の確認が要る
SSO は複数の業務へ入りやすくしますが、重要操作の確定まで自動的に保証するものではありません。閲覧のための通行と、送金や権限変更を決める行為は分けて考える必要があります。
Clavis は横断サインインを入口にしながら、必要な操作では改めて Passkey を使い、対象内容に結びついた証跡を残します。「一度入れば何でもできる」ための SSO ではなく、重要な扉を見分けるための基盤です。